【3】パートナー

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放課後の教室で4人で固まる。 週末の内容を詳しく決めることが目的で集まっている。 「やっぱりお菓子とか持って行くよな。飲み物も。一度帰って、コンビニかどっかの店で待ち合わせしよう?」 「ご飯どうするの?」 小谷と雪也が盛り上がって話を進めている。 本当にこいつら仲良くなったよな。 “瑞樹、小谷に嫉妬してるの?” “まぁ、ね。距離置こうとしてた俺が言えることじゃないけど。” 隣にいる尚人がくっついてきているから思っていることは筒抜けになる。 「飲み物とかと一緒に弁当買っていけばいいよね。DVDも借りよう。雪也のとこ見れるよね?」 「見れるよ。瑞樹と赤坂はそれでいい?」 やっぱり部屋から出る気ないのか? 次の日はどうなるかわからないけど。 「俺はそれでいいよ。」 「俺もいい。後さ、気になったんだけど、どうせならみんな下の名前で呼んだら?」 「そういえば、そうだよね。ここまで仲良くなったんだし、下の名前で呼ぶことにしよう。」 こうして、距離が少しずつ縮まっていくと同時に、俺と尚人は少しずつ不安が増えていく。 遺能者へ対する2人の考えや思いが気になった。
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