【3】パートナー

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何が起きてるかわからない雪也は呆然とこっちを見ていた。 もう説明とか言ってる場合じゃない。 英志の命がかかっている。 「尚人、英志を見てみろ。」 「え?何?まさかっ!・・・俺か。」 落ち込んでる場合じゃねーだろ。 俺は持ってきたローションの2つをバッグから取り出し1つを尚人に投げた。 「使え!説明とかしてる場合じゃない。早くしないとやばいぞ。俺らのほうは気にするな。こっちも勝手にやるから。」 「・・・わかった。英志、脱がすよ。」 目を虚ろにした英志の服を尚人が脱がす。 そして自分も服を脱ぎ、ローションを手に取り、両手に絡ませ英志と自分の両方を同時に解し始めた。 あいつ器用なことしてるな。 さて、こっちは説明からするか。 覚悟はさっき決めた。 だから、雪也、今お前の望みを叶えてやるよ。 もうひとつのローションを持って、雪也を押し倒した。 「瑞樹・・・?英志、どうしたの?」 「今説明するよ。結論から言えば、俺と尚人は遺能者Oタイプだ。」 雪也が驚きの顔になる。 まぁ、自分が願ったことだとしても実際は驚くか。 「これは公開されてないことだけど、Oタイプの体液を一般の人が体内に入れると徐々に肉体が朽ちていくんだ。」
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