【3】パートナー

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本当は長い休みを使うべきなんだ。 でも知らなかったとはいえ、英志がこの状況で遺能者になり、雪也だけが中途半端に状況を知っていて、一般人というのは傷つくだろうと思った。 少しでも知ってしまったのなら、完全に引きずり込むしかない。 説明をゆっくりしている時間がない。 終わってから少しずつ話すしかないだろう。 尚人のように自分と雪也の両方同時に解していくのが一番だろう。 雪也の服に手をかける前に一応聞いておくべきだろうと、あることを聞いた。 「雪也、今まで恋人とかって話聞かなかったけど、誰かとしたことあるか?」 俺を見る雪也の顔が赤くなっていく気がした。 「え・・・?」 “どうしよう。俺まだ童貞だし、誰ともしたことない。中学の時はそんな相手いなかったし、高校入ったら瑞樹に一目惚れしたから、他の人となんて思えなかった。” それって・・・俺が初めてってやつか? 俺と出会う前も雪也は誰とも付き合ったことなかったのか。 最初の相手が俺ってことになるわけだけど、俺にとっては嬉しいことだ。 「なんていうか、これまた簡潔に言うけど、先に雪也のを俺の中に挿れる。もし初めてなら俺が最初で最後になるけどいいのか?」
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