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俺の頭に?が飛び交う。
“人気者?俺が?”
“瑞樹は人気者なんだよ。男子にも女子にも。俺ライバルいっぱいだって思ってたんだから。”
唇を離し、雪也を覗き込むと頬を赤らめて俺を見つめていた。
“ライバルとか言われてもな。お前をパートナーにしてる時点で他の奴らなんて俺にはどうでもいい。公開されてないことだけどな。昨日のテレビでパートナーになれるのは男性だけって言ってたの覚えてるか?あれ何故だと思う?まぁやったこと思い出せば理由はわかるだろうけど。”
“あっ。あれってそういうことだったんだ。だから・・・。”
笑顔で頷き、話を続ける。
“それも関係してるのかわからないけど、覚醒すると女性は性的にもだけど恋愛対象外になるんだ。だから覚醒したOタイプの男性は女性を愛せない。俺が覚醒した後に、お前が俺を好きだと口に出さなくても俺に伝わった時点で、雪也は俺のパートナー候補にはなってたんだよ。お前らが能力者になりたいとか騒いでたり、諦めるとか言い出したり、こっちは長い休み前のが話すのにはいいかなとか考えてたのに。英志がやらかしたことで時期が早まったけどな。”
“そうだったんだ。”
話すことはいっぱいある。
英志はただ、きかっけになっただけだしな。
“そうだ。お前1週間くらい学校休みな?俺もだけど。完全に変化はしたけど、安定してるか様子見しなきゃならない。そして引っ越しだから。”
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