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「翔、お前ずいぶん派手にやらかしてくれたな!」
まさかの宮本課長からのお説教。
そりゃそうよね、資料室のドアの壊れ方酷かったもの。
でもそれだけ翔真が私のことを案じてくれてたんだって思うと、不謹慎かもしれないけど嬉しい……。
「まったく。こんなに社員が大勢見守ってる中で、堂々とまひろのことを『俺の女』って宣言するなんてな。よっぽど隠してるのがストレス溜まってたんだな。だけどあんなやり方なんてお前らしくもない」
え、待ってイチにぃ。
そっち?ドアはいいの?
「もう俺だって限界だったんですよ。"K作戦"はもう完了したんですよね。だったら問題ないはずでは?」
「まあ、そう言われればそうかもしれないが。しかしお前たちの関係が周知の事実ってことになると、いろいろと急がないといけなくなってしまうな。仕方がないか、可愛い部下の幸せのためだからな!」
イチにぃ、これまでも"K作戦"で忙しくしていたようだけど……。
私たちのせいでこれまで以上に忙しくさせてしまったりするのかな。
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