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伸彦「……で、何だ? このノート」
武隼「俺の夢と希望が詰まった日記だよぉ」
梓馬「日記じゃない。妄想だろ」
武隼「やだなぁ~。ちゃあんと、事実に基づいてるでしょ~?」
梓馬「どこが! こんな会話すら、してねーし」
武隼「だってぇ、俺のいた所からじゃあよく聞こえなかったんだも~ん」
梓馬「そもそも、どこにいたんだよ……」
伸彦「……二ノ宮、真実に手ぇ出したのか」
梓馬「読んだんかい! 良いか、鵜呑みにすんなよ。俺は手なんか出してない!」
武隼「出したのはベロだもんねぇ♪」
梓馬「寝言は寝て言え」
武隼「だってさぁ~。あのあと、お喋りしただけで飲み物買いに行っちゃったでしょお。それからは、ちょっと美味しかったけど……つまんなぁい」
梓馬「お前、人の苦労をつまんないって……」
伸彦「……何か、大変だな」
梓馬「お前だけだよ、分かってくれるのは」
武隼「ちょっ、見せつけてくれるねぇ~!? んふふ、そのままチューしても良いよ~?」
梓馬「……亘、お前ホントに節操無いな」
伸彦「頭のネジ取れてんだろ」
武隼「あれれ、ヒドぉ」
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