オフレコの「非」王道なワケ~前章を終えて③

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伸彦「……で、何だ? このノート」 武隼「俺の夢と希望が詰まった日記だよぉ」 梓馬「日記じゃない。妄想だろ」 武隼「やだなぁ~。ちゃあんと、事実に基づいてるでしょ~?」 梓馬「どこが! こんな会話すら、してねーし」 武隼「だってぇ、俺のいた所からじゃあよく聞こえなかったんだも~ん」 梓馬「そもそも、どこにいたんだよ……」 伸彦「……二ノ宮、真実に手ぇ出したのか」 梓馬「読んだんかい! 良いか、鵜呑みにすんなよ。俺は手なんか出してない!」 武隼「出したのはベロだもんねぇ♪」 梓馬「寝言は寝て言え」 武隼「だってさぁ~。あのあと、お喋りしただけで飲み物買いに行っちゃったでしょお。それからは、ちょっと美味しかったけど……つまんなぁい」 梓馬「お前、人の苦労をつまんないって……」 伸彦「……何か、大変だな」 梓馬「お前だけだよ、分かってくれるのは」 武隼「ちょっ、見せつけてくれるねぇ~!? んふふ、そのままチューしても良いよ~?」 梓馬「……亘、お前ホントに節操無いな」 伸彦「頭のネジ取れてんだろ」 武隼「あれれ、ヒドぉ」
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