【応援感謝】保険医×親衛隊の「非」王道なワケ

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グチュ、グチュと耳元で響く音に次第に顔を上気させると丸越は時折、快楽の声を上げる。 その声にゾクリと背中を撫でられ、俺はついジャージの分け目から手を滑り込ませた。 「やっ……、せんせぇ」 火照った体はしっとりとして、若さ故の滑<なめ>らかさを持っていた。  口を塞いだまま、じっくりと腹部の皮膚を楽しんでいるうちに、丸越は膝を擦り合わせるように腰を動かし始める。 少し顔を離してその瞳を見下ろすと、涙で潤った瞳が困ったように俺を見つめ返した。 「興奮したのか?」 「だって……」 分かり切ったことを言うな、と口に出さずに訴える丸越に謝罪の意を込めてもう1度キスを落とす。 それから、柔らかい腹部を往復していた右手を徐々に下ろしていく。 「ふ……んっ」 あまり声を出さないように、ギュッと両目を瞑るそいつに頬を緩めながらズボンの中に手を進める。 下着をくぐり、ザラリとした感触に出会えば本命はすぐそこだ。 更に奥へと進めようとしたその時、扉をノックする音が室内に響いた。 「白バカ先生、いますかー」  絶妙なタイミングで来室した客に、俺は盛大に舌打ちをした。
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