【前世】

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_________________ 「……っ、や……めてっ」 「そんなこと言ってお前の体は喜んでるぞ?」 シャツから差し込まれた父さんの手が 執拗に、ねっとりと胸を弄る。 覆い被さる父さんを押し返すが、 そんな抵抗などなかったかのように 両腕を頭上でまとめて、ネクタイでくくられた。 どうしてこんなことになったのだろう。 父さんに、もう一緒に風呂も入らないし 一緒に寝ない宣言をしただけなのに いきなり襲われて…… 「毎日してただろ。どうして急にやめるなんて言うんだ?」 「こんなこと…父子でしないって友達が……っ」 ぷつり、ぷつりとボタンが外されていく。 父さんはまるで狩りの獲物を逃さないかのように 強く射ぬくような視線を俺から外さない。 「……っ」 絡み合う視線に羞恥を感じ、目をそらす。 「…おかしいよ……何で」 ボタンが全て外された。 父さんが露になった素肌を撫でる。 「俺はお前と父子だと思ったことはねぇよ」 「え……」
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