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『咲久ちゃん、起きてる?』
遊は、繋ぎ廊下から咲の部屋をノックした。
『うん、予習してた』
学校からの宿題は無くなり、自主的に学ばねばならなくなっていた。
『星、綺麗だよ!』
『いつも、綺麗だけどね(笑)』
咲久も廊下に出て来た。
二人で星を見上げる…
『知ってる?』
『んっ?』
『昔は、山の方に行かないと…星が見えなかったんだって!』
『CO2だっけ?』
『たぶん、今はこんなに綺麗に見えるのに…んっ、あれっ!』
遊は星空に向かって、指をさした。
『青白かったよね…』
『学校の方じゃなかった?』
『隕石?』
『落ちたら、火事になっちゃうんじゃない?』
『うん、それに…衝撃も、無かった』
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