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『いっぱーい!』
中華料理の皿が、テーブルを埋め尽くしていた。
『中華料理…ですか?』
遊が言った。
『嫌い?』
『大好物です!』
『ですよねー!』
リサが笑いながら言った。
『気になってたんだけと…リサって、いつも、そんな話し方してないよね?』
咲久が言った。
『そーですねー!スパイなものですから!』
『えっ!』
『冗談だよ、リサ』
『テヘッ!』
『まったく!』
『もうひとつ、いいですか?』
遊は、瞬を見ながら言った。
『んっ?何かな?』
『瞬さんと、その…』
『ああ、リサとは付き合ってはいないよ』
『残念でーす!』
『そう…ですか』
『では、食べながら話そう』
瞬は、顔を引き締めた。
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