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『昔、生物は雄と雌に分かれていた』
瞬が切り出した。
『女と男ですよね?』
『女と男とゆうのは、人類が付けた呼称だ』
『300年前まで…存在したんですよね?』
『そう…』
『授業では、男が粗暴で…』
『争い事ばかりで、地球そのものが破壊されかねなかったって、習いましたけど…』
咲久が言った。
『でもね、違うんだよ!』
『リサは、何か知ってるの?』
『てか、何者?』
『さぁ?(笑)』
リサは、笑った。
『男の暴走を止める役割が、女の役目だったんだけど…』
『ブレーキをかける役目ね』
リサが、食べながら言った。
『女が社会進出した頃から…男を蔑むようになり、女だけの世界にしたら平和に暮らせるんじゃないかと思い始めた』
瞬も食べながら言った。
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