マーメイドルーム

変貌

『どんな時代でも、何が正義か…なんて分からない』

瞬は、ミントティーを口にしながら言った。

『正義…ですか』

遊は、考えながら言った。

『狙っているのが、組織なのか…それとも個人なのかも分からない』

『こうゆう時、SNSの言論統制がアダになってまーす！』

『昔と違って、国個体のアイデンティティより地球連邦の権威が強力ですからね』

咲久が言った。

『ただ、手掛かりが見つかった』

『昨日の…』

『えっ？』

『そうだ』

『会長依頼の画像解析、終わりましたよー』

リサは、タブレット端末を持ち出しテーブルの上に置いた』

『いつの間に』

遊は、そう呟きながらタブレットを見た。