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時は過ぎ…
レイナ達の卒業の日がやってきた。
俺は一年前に特例で進級と卒業試験をクリアし、一足先に卒業している。
その間にも色々あった。
レイチェルの親に挨拶に行き、無事に承諾を得られた。
アイラは学年別の対抗戦で二年連続で優勝し、シェリーは二年連続で三位。
フローティアと森の王国も無事に同盟し、フローティアはエルフ特製の回復薬を輸入し…森の王国はその対価を得ることで豊かになった。
しかし…アクアが妊娠しなかったことは残念だ。だから月に何度もアクアの元に行き…避妊具をつけずにしている。
これからはサラと一緒に可愛がっていく予定だ。
レイチェルは学園を辞め自分の工房を…まぁ俺の屋敷の敷地内だが…持ち、入浴剤や大人のおもちゃの開発生産、そして…執筆活動に勤しんでいる。
マナは…相変わらずの体形…。しかし屋敷の管理をしてくれる頼もしい女性だ。
メイド服がお気に入りのようだ。
テレサはレイチェルの助手をしながら、自分でも小説を書いているようだ。まぁ…純愛をテーマにしているようで…なによりだ…。
サラはレイチェルの助手をしていたが、森の王国に行っても魔法薬の研究をするそうだ。
まぁあそこのエルフの男共は俺の怖さを知っているため、手はださないだろう。
レイナとフラウは最近挙式の用意で忙しくしている。俺の住んでいる元帝国の街で一緒に暮らす二人は正室と側室で迎えることになった。
あれからはハーレム人員を増やしてはいない。まぁ肌を重ねた女性はいたが…。
アシュレイは時々下界してきては嫁達にアドバイスをし、そして俺と肌を重ねていた。
天使達は他の街に交代で人間に変身し、見廻りや役所で働いてもらっている。
もちろんお手伝いしてもらっているので色々褒美は出している。主に股間から…
しかしそんなに俺に抱かれたいのか不思議でたまらない…。
まぁ確かに天界から認められた存在ではあるが…一番の問題は…天界の不能な男共のせいだ…。
長生きしてる奴らはそういう所がルーズだよなぁ…
卒業式が終われば明日は…盛大な結婚式。
一緒に横に並んで式を進めていくのはレイナのみ。だから明後日は領都の館で身内でもう一度式を挙げる予定だ。
卒業式も終わり、講堂から出ようとするが……周りの貴族の方からの祝福と我が娘もという声に応対して…なかなか出られない。
彼女達は今から卒業パーティーなので、夜まで会うことはないが…
「失礼」
その透き通る…そして…誰にも抗わせることもできない一言で囲みに道ができた。その先にはこの世の女性とは思えない美女……まぁ…アシュレイだからな…。
「ユウヒ、早く帰るわよ」
「ああ」
囲いを脱出し講堂から出た。
「ありがとアシュレイ」
「ふふっ。あなたの時間には限りがあるのよ。勿体無いじゃない」
人としての時間…俺は死ぬまでにいくつの偉業を成せるだろうか…
校舎を見れば笑ったり泣いたりしている生徒。
そこにアイラ達の姿を見かけるが……進行方向には道ができている…
レイナ、シェリー、アイラ、サラ…学園の四巨頭…。容姿端麗、博学、武芸に秀でている。
そしてアイラ達が進んだ後には泣き崩れる在校生達…。
中には膝をつき神を崇めるかのように、祈る女生徒もいる。
「ユウヒのお嫁さんは人気者ね」
「あぁ…。この一年で色々あったみたいだからな。それよりアシュレイは…」
「ユウヒ掴まって」
差し出された手を掴むと…
シュン
王都を遠くに見下ろす山の頂上、空中に浮かぶ絨毯の上に置かれたテーブルセット。
目の前にはアシュレイと…椅子に座り紅茶を飲んでいる神様。
「よぉ、じじい…最近顔出さないと思ってれば…急に…」
「ふんっ!レイチェルちゃんを独り占めしているからじゃ!ワシは遠くから見ることしかできないのだぞ!」
プイッとそっぽ向いてしまった。
「うぇ…ストーカかよ…」
「なんとでも言え…」
ドンっ!!
俺と神はビクッとし、鉄製のテーブルを殴りVの字に変形させたアシュレイを見る。
笑顔なのだが…言い知れぬ恐怖を感じる。
「神様…レイチェルは私も気に入っているの。手を出したら承知しないわよ。これはレイチェルが死んだあとも同じ。魂をくすねて創った体に入れ込み、手元に置くような事をしたら神滅するわよ」
「わ、ワシを脅迫するのか⁈」
「あなたの代わりなんて私がすれば地球もイースも…管理者が代わっても何事もなかったかのようにまわっていくわ」
「くっ…」
「それよりも…天界の意思を伝えにきたんでしょ?」
「ふむ…ユウヒよ」
「な、なんだよ」
「ワシはレイチェルちゃんにやって一緒に暮らすことも考えた……しかし…」
はっ?何の話だよ?
「しかし!管理者と言えども…天界の総意には逆らえない…ユウヒを神族の一員としてみとめよう。だが生きているうちは半神の身だがな…」
マジか…
「おめでとうユウヒ!これで私との間にも……ね?」
つまり…アシュレイとも子作りができるのか…
「特例中の特例じゃ…。いやはや…どんだけ天界の住人に人気があるのじゃよ…ユウヒは…。まぁしかし…おめでとう。これからはワシを崇…」
「さぁ話は終わりね。帰りましょユウヒ」
シュン
ここは新領地のドラゴルにある執務室。
神様もかわいそうに…
「ユウヒ…夜まで時間があるわ…。半神の今なら…確率は低いかもしれないけど…しよ?」
アシュレイはバタバタと服を脱いでいく。
そして椅子に座る俺のズボンのチャックを下げアレを取り出した。
「ユウヒ…私の気持ちわかる?凄く幸せなの。早くあなたと肌を重ねたいの。嬉しくて嬉しくて…」
こんなに取り乱しているアシュレイは初めてだな。
「アシュレイ落ちついて。それに俺のアレを出しっぱなしじゃ恥ずかしいよ」
「ふふっ」
ハムッ
アシュレイの温かい口に含まれ生き物ように動く舌を堪能する。
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