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2日かけ地球を旅した。 途中生まれ育った街に寄ったが、俺に気づく者はいなかった。親でさえ普通にすれ違っていったのだ。 「そう言えば神様はなんであんな山の中で着替えてたんだ?」 「お主と同じじゃ」 「…なるほど…」 「力を抑えスリルを楽しむ、天界にはない遊びじゃ。相手を殺すこともないしの」 神様のおっさんが手をあげると一瞬にして街中の風景から真っ白な部屋に移動していた。 「さて、コピーした武器じゃが全て魔力弾を撃てるようにした。さらに刀剣類もいろいろ強化しておる」 「いつの間に…」 「わしは神じゃからの。まぁこの能力だけでもイースの世界の強者と渡りあえるじゃろ」 「いや…そういうのまったく素人なんで…」 「まぁなんとかなる…か…?あと一日だけ天界で修行をしていけばよかろう」 「一日だけでも助かる。ぶっつけ本番は流石に生き残れそうにないから」 それから一日神から猛特訓を受けたのだが、地球の一日より遥かに天界の一日が長く感じたのは気のせいだろう…。てか日が沈んだことがない 「よく頑張ったの。もう一人前の面になっておる」 俺の顔は長い髭を生やし髪もとても長くなっていた。 「…いったいどれくらいの時間…修行していたんだ…?」 「地球で言うところのざっと千年くらいじゃ」 「あ…あんた一日って…」 「天界の一日は長いんじゃよ、というかわしらは基本休む事がないからの」 神がパチンッと指を鳴らすと、俺の身体が光り天界へ来た頃の姿に戻った。 「ちょいっと顔や背丈や身体の構造はサービスしといたぞ。」
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