4人が本棚に入れています
本棚に追加
***
**
ーーー私のスマートフォンに、1件の『暗号メール』が届いた。
夕方の17時頃。
上大岡駅の京急百貨店で買い物をしていた私は、ポケットが振動していることに気が付いた。
慌ててポケットからスマートフォンを取り出すと、画面には、『メッセージを受信しました』の文字。
「なになに?……おっ、やっと拓磨(たくま)からのメール来た。
仕事終わったのかな」
メッセージを開いてみると、どうやら仕事が終わったらしい、私の彼氏である拓磨からのメールだった。
最初のコメントを投稿しよう!