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翌日学校に行った俺の目を見て智也は驚いて質問攻めして来たが映画見て泣いただけと言ったら「ふーん」っと言って席に座った
それから何もなく一週間経った
今日は智也と違う講義があり視聴覚室に移動していたら曲がり角で誰かとぶつかったせいで
手に持っていたものを落とし尻餅をついた
相手は全然平気な顔をして立っていた
七夏「いってぇ~・・・・」
「あぁ、ごめん大丈夫か?」
相手は申し訳なさそうに謝って床に落とした物を拾ってくれている
「本当にごめん・・・・これで全部か?」
七夏「あぁ、良いよ別にありがと・・・う」
お礼を言って顔をあげたら、ぶつかった相手は佐々木颯斗だった
颯斗「これって・・・・」
佐々木颯斗の手に持っている雑誌を見た瞬間素早くブン取り腕に抱えた
今俺の顔は絶対羞恥で真っ赤だと思う
颯斗「それ・・・・俺の特集が載ってるやつだよななんで持ってんの?」
七夏「あ・・・・のえっとこれはですね」
(どうしよう・・・・言い訳が思い付かない)
頭で混乱しつつも言い訳を考えていた俺に更に追い討ちを掛けるように口を開いた
颯斗「お前この間俺の出てる映画鑑賞会にも来てたよな確か何?俺のファンなの??」
七夏「えぇっと~ですねぇ・・・・俺の姉さんッ!!が佐々木先輩のファンでしてこの雑誌だって姉さんに頼まれたから持ってるだけですよ」
颯斗「ふーん」
必死に言い訳を並べる俺の顔を見る目が凄く冷めていて佐々木颯斗のほうが身長高いので見下ろされていて怖い
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