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・・・・あれから車に乗せられ終始無言でドラマの撮影現場まで連れてこられた 現場についてすぐ佐々木先輩は衣装やメイクやらをしてドラマの撮影に入った 今回のドラマには数多くの有名大御所や今をトキめく若手俳優やらが居た 正直、なんで俺は此処に居るのかが分からない 今俺は邪魔にならないよう佐々木先輩のマネージャーと思わしき人物の横で見学している そして何故かそのマネージャーに凄くガン見されていて正直気不味い 七夏「あのー・・・・何か?」 耐えきれなくなったので質問をしてみた所 本人も無意識だったようで慌てて謝って来た 「あぁ、すみません颯斗が珍しくこんな所に人を呼んだので気になって・・・・私は颯斗のマネージャーをしている蓮見晃哉レンミコウヤと言います」 そう言って蓮見さんは俺に名刺を渡して来たので俺も自己紹介をした 七夏「俺は佐々木先輩の通っている大学の後輩で笠井七夏って言います」 晃哉「あぁ、君がそうなのか・・・・なるほど颯斗が君をここに連れて来た意味が分かったよ」 七夏「はい?」 晃哉「いや気にしないでくれ俺の事は好きなように呼んでくれて構わない・・・・ところで笠井くん君は芝居は好きかい?」 何ていきなり蓮見さんが質問してきた 七夏「芝居・・・・ですか?そうですね自分がやるのは苦手ですね」 俺はいきなりの質問に戸惑いながらそう答えた そんな俺の答えを聞いた蓮見さんが肩を落として溜息をついた 晃哉「そうかなら仕方ないか・・・・笠井くんかなり綺麗な顔をしているから絶対人気になると思ったんだけどな・・・・でもそんな事したら流石に颯斗が怒るかな」 俺は自分の事を褒めて意味不明な事を呟く蓮見さんに対し首を傾げ蓮見さんを見ていたら前から誰かがやって来た 颯斗「晃哉さん何勝手にコイツの事スカウトしてんのさ・・・・コイツ人前に出すなんて事したら分かってるよね」 晃哉「おいおいそんなにカッカすんなよ颯斗それにスカウトなら今しがた拒否されたよ」 何故か不機嫌な佐々木先輩に睨まれているにも関わらず蓮見さんは佐々木先輩の肩に手を置き長い溜息を吐いた後笑いながらたしなめた 俺は佐々木先輩が最後に呟いたセリフが聞き取れなくて悶々と考えていた
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