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ーー・・・・あの後最後までドラマの撮影を見学し、行きと同じく家まで颯斗さんが送ってくれた
別れ際に
颯斗「いい返事待ってるから」なんて言われた
七夏「はぁ・・・・」
正直俺は混乱している
好きな人とルームシェア何て嬉しいのだが
本当に俺なんかで良いのか何て複雑な気分にもなる
何て考えを巡らせていると階段を勢い良く駆け上がって来る複数の足音が響き渡り部屋の扉が勢い良く開かれた
部屋の前に立つ四人を見て俺は呆れながら溜息をついた
七夏「何皆してそんな慌てて近所迷惑になるだろ」
「「七夏(兄ちゃん)!!あんたようやく彼氏できたんだおめでとうッ!!」」
七夏「ハァ?!」
「「イケメン彼氏ゲットおめでとうッ!!」」
もう何言ってんのこの人達
俺は深く溜息を吐き項垂れながら弁解をした
七夏「どーしたらそんな事になるんだよまず颯斗さんはただの先輩だから第一こんな冴えない大学生何かと付き合うとかないから」
そう言った俺に姉の冬美香フミカが口を開いた
冬美香「そんな事言ってちゃっかり名前で呼んでるじゃない」
七夏「それは颯斗さんがっ・・・・」
言い吃る俺に更に弟の北斗ホクトが言い放った
それに続けるよう父と母も参戦してきた
北斗「七夏兄ちゃんあの人の事が好きなんでしょ?」
七夏「そっそれは・・・・」
父「あの子が出てるTV何て毎日録画してあるしな」
七夏「うっ・・・・」
母「雑誌何てあの子が載るやつは全部買って分厚いファイルにスプラックしてあるしね」
七夏「うぅっ///」
羞恥で悶えている俺に更に追い討ちをかけてきた
「「それにあの子(あの人)に結婚申し込みみたいに言われたしね」」
七夏「そんな事あるわけねぇよッ!!」
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