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「C区が!! 不穏なのはこっちも解るから!! 大人しく投降するんだ!! 矢多辺
雷蔵!! 話を聞いてやるから投降しろ!!」
僕は気にせずにアンジェたちに攻撃の指示をだし続けた。正面の警官隊とノウハウたちがバリケードごと嵐のような煙の中へと消えていった。自分も弾丸に迷いを乗せずに撃った。車が更に被弾し、フロントガラスに貫通しないまでも、ヒビが生じてきた。だが、アンジェたちの銃撃はノウハウよりも正確で、あっという間に警官隊やノウハウたちが全て地面に倒れていった。
まるで、戦場にいるかのようだ。
「矢多辺 雷蔵―!! 抵抗するなー!!」
警官隊のリーダーが大声をだすが僕の銃撃で、その男も倒れた。
僕たちが去るときには、T字路を塞ぐ全てのノウハウの残骸と警官隊が地面に沈んでいた。
夜道で走行中。
白い建物が見えてきた。
教会のようだ。
「あそこも壊すか……」
僕がそういうと、ヨハが首を激しく振り、
「雷蔵様~~。あそこはダメです~~」
「え……?」
ヨハの拒否が僕には信じられなかった。そんな権限はないはず。
「霧島インダストリー社に~~行きましょうよ~~」
ヨハの声に僕はすぐさま反応した。
頷くと、体の痛みが激しくなった。
僕は今度は霧島インダストリー社の敷地に向かった。
僕は、復讐心に焦燥感を煽り立てられていた。
霧島インダストリー社が見えてきた。
180階のモダンな巨大な会社を見ると、僕は地下の駐車場へと向かった。大きな建物に入るためだ。
二人のゲートキーパーが僕の顔を見ると真っ青になった。
何かを叫んでいるが、僕はアンジェたちに合図した。マカロフが火を吹くと、ゲートキーパーの一人は倒れた。マルカのアサルトライフルでもう一人が撃たれた。
地下3階へとスピードを上げていると、警備の武装したノウハウの集団が均等に前方に列をなし現れた。ヨハがその中心に不可視高速作業でグレネードランチャーを撃った。
大きな爆発音の後、バラバラと倒れたノウハウ。けれど、無事な数体のノウハウが撃ってきた。
耳をつんざく銃声の後に、アンジェがアサルトライフルでノウハウを一体ずつ片付けていった。付近の高級車もアンジェたちがアサルトライフルでハチの巣にしていく。
煙と火炎の中。
車から降りると、迸る痛みを気にせず正面玄関へと走った。
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