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和真side
大好きな○○だからつい心配してしまう。
それが○○をこんなにも苦しめてたなんて知らなかった。
まだ肌寒い中薄着で飛び出して行った○○を追いかけた。
…どこ行ったんだよ……。
ケータイにかけても出ねぇし…頼むからこれ以上心配させないで…。
走って無我夢中で○○を探していると○○が好きな公園に着いた。
? 「…っ、…和…くんっ…」
声が聞こえて近づくと顔を伏せながら泣く愛しい人の姿が。
俺はそっと上着をかけて隣に座り優しく○○を抱きしめた。
和真 「…ごめんな。」
○○ 「…っ……か、…和くん…っ、ごめんなさい…っ」
和真 「…俺、本当に○○が好きで、大好きで、子供が出来てすっごく嬉しくて、でもどうしていいか分かんなくて過保護になり過ぎた。」
○○ 「…うん。」
和真 「○○と子供を俺が守らなきゃって……でも、それが○○を縛りつけて苦しめてたなんて思わなかった…。…本当にごめん」
○○ 「…和くんが心配してくれるのは嬉しいよ?…でもね、和くんの為に、仕事で疲れて帰って来た和くんが安らげるように私がしてあげたいことがいっぱいあるの。ちゃんと子供のことも考えてるよ?」
和真 「……」
○○ 「無理はしないし、危ないこともしないよ。」
和真 「…そうだな。でも、本当に台乗ったりするのは止めて」
○○ 「うん。じゃあ、お皿とかは取りやすいように下の棚とかに置いてくれると助かるかな。」
2人で顔を見合わせて笑った。
和真「帰ろっか。」
fin
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