『誰にも言えない秘密の趣味』で、みんにゃ幸せにゃん!

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「大あり。プレートに書いてあることよ。 『アホのウチは食べるのが趣味にゃん』  なにこれ? みんな知っているわん。  みんなが知っていることは『秘密』っていわないわん。値しないわん」 「でもにゃあ……」 「なんか反論でもあるのわん?」 「誰にもいえにゃい、っていう意味を、真っ直ぐに取れば、 『公けには出来にゃい』  ってことににゃるのにゃろう?」 「まぁそうね」 「にゃら、誰でも見られるサイトににゃんか出せにゃいじゃにゃいか。そうにゃろう?」 「うっ。そ、それは……」 「つまりにゃ。この企画はボツ。誰も幸せににゃれにゃい。そうにゃろう?」 「えっ。ええと……」 「ぶふふっ。困っているのにゃ。  ミーにゃん。杓子定規に物事を考える必要にゃんて、にゃいんじゃにゃい? 『絶対こうじゃにゃきゃいけにゃい』では誰も近寄れにゃいのにゃん。  もっと大らかに考えて、幅広い見識で物事を判断をしたほうがいいと思うのにゃ」 「……なるほどね。ミアンの考えも一理、ううん、一理も二理もあるわん」 「ってことはにゃ」 「うん。書いてももいいわん。ミアンがアホでも構わないわん」 「にゃら、口でいっても? 誰にいっても?」 「うん。構わないわん」 「ミーにゃん」 「なに?」 「やっぱり、この企画はボツにゃん」 「ええっ! なんでわん?」 「『誰にいっても』は幾らにゃんでもまずいにゃろう。この企画の意味がにゃいもん」 「あっ、そうか。  ……ちょぉっと待つわん。『誰にいっても』って聞いたのはミアンだわん」 「そういえばそうにゃん。  うんにゃ。ウチが悪かったのにゃ。面目にゃい」  ぺこり。 「んもう、ミアンったらぁ。  あっ、それから言葉には気をつけたほうがいいわん。アタシはいいとしてよ。仮にも、こうやって話をさせてもらえるサイト様の企画を、そんな軽々しく、ぼつぼつぼつぼつ、いってはいけないわん。今に天罰が下るわん」 「ぶふふっ。そんにゃことがあるわけにゃいじゃにゃいか。  ミーにゃんったら、大げさにゃよぉ。…………うん?」  ひゅうううぅぅっ! 「ふにゃん! プレートが風に煽られて、くるくるし始めたのにゃあ!」  ぎゅうぅぅっ! 「く、首にかけていた紐がねじれてぇ、締めつけてくるぅ!  く、苦しいのにゃああ! ミーにゃあん! 助けてにゃああん!」 「ほぉら! 天罰てきめん。いわんこっちゃないわん!」
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