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サチ――――
もう…なんなのよ~。美由紀はあたしを絶対に下に見てるわよ。あたしにだって予定があるのよ。あたしらの友情は常にあたしの犠牲によって支えられていると言っても過言ではないわ。
いいコなのは認めよう。やさしいし、面倒見はいいしね。頭はいいし可愛いし…いや可愛いのはあたしの方が上かな。ウフ。
でも…
一度は困らせてみたい。あたしの長年にわたるストレスの責任を取らせてやりたいなぁ。………何か…
あたしの家は、このあたりでは由緒ある神社で代々神主をしている。実はあの島にも祠があって、ウチの管理だ。あたしは何度もあの島には行ってる。ただ島に入るのは必ず晴れた日で、出発しても天気が崩れたら、引き返すのが決まりだった。島に居られるのは3時間と決まっていた。社には確か地下室があったはず…あれは…何のためだったっけ?
今日家に帰ったら、聞いておこう。
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