第1章

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別れる前日に彼女から時間が空いたから夜から会おうと言われた。 この時は彼女から別れ話の予兆はなかったが僕はなんとなく嫌な予感がしていた。 そして当日夜になり駅まで彼女を迎えに行きご飯を食べるため近くの居酒屋でご飯を済ませ駅まで送った。 車を停めて電車の時間を待っていたら彼女から話があると言われた。 この時僕は何を言われるか大体わかっていたが知らないフリをした。 そして彼女から別れたいと言われた。 理由は付き合っていても先の事を考えられないと言われた。 僕は泣きながら話す彼女の話を黙って聞いてた。 僕の事を嫌いになった訳ではないが先の事を考えたら不安しかないらしい。 彼女なりに覚悟を決めたのだろう。 だが、僕はわかっていた本当の理由はそれでないことを。 なので少し僕は強気にでた。 僕は「病気になったときそうなるから別れようと言ったよね?でもその時君は支えてくれると言ったよね?だから、その理由で別れるなら納得できない」 本心は全くそんなこと思っていない別れたいなら別れると思っていた。 なぜそんなことを言ったかというと本当の別れる理由はそれでないと思ったから。
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