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「逃げ場はないぞ!大人しく連行されろ!!」
剣と弓を構えた兵が集まりだした
「抵抗するなよ!死にたくなかったら両手を上げてゆっくりこっちにこい!」
その言葉に合わせ
私は崖の淵でどこか心地いい夜風を受けながら
そこからの風景に向けて両手を広げた
後は発動させるだけ
そして、1つ深呼吸をすると
そのままゆっくりと飛んだ
後ろから怒号が聞こえる
不思議と怖いとは思わない
意識が朦朧としていたのもあるかもしれない
でも何故かわからないけど、大丈夫だと思った
行かなきゃって身体が動いたんだ
『___"封印"発動____』
気を失う瞬間無意識に笑っていた
その光景を見ていた人がいるなんて全く気付きもしなかった
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