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次の瞬間。
上品な栗色の髪が
ミルク色した頬を流れ。
僕の肩にしなだれかかってきた。
「そんなに僕が好き?」
「好きだよ。でなきゃ――」
出会った頃から同じ香水。
彼の首筋はうっとりするほどいい香りがする。
「でなきゃ?」
「人前でこんなバカしない」
――止められないんだ。
九条さんの指先は僕の手をすり抜けて。
「ハァッ……」
熱く求めるように
再びスカートの裾から潜り込む。
「……悪い男だ」
言いながらも僕は
「悪い男の触り方」
その手を受け入れ
すんなり内腿を開いた。
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