episode190 Take Me Higher②

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昼間の――ウサギのリンゴの仕返しかもしれない。 「う、うん……」 平気な顔して食べられるわけないのに。 僕は促されるまま震える手で ショコラムースの皿とスプーンを手に取った。 「お口を汚すなよ」 滑らかな肌が僕の頬を掠め 耳元に低く囁く。 と――。 足の間で器用に手首を翻しながら 「ン……アンッ……」 ショコラムースを何とか口に運ぶ 僕の唇を――。 「汚すなってば」 九条さんは時折 支配的に塞いだ。
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