episode190 Take Me Higher②

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彼の指先が 開かせるように僕の唇をなぞる。 垂涎しそうな 周りの視線に晒されながら。 「フゥッ……ン」 ごく自然に交わすキス。 甘いショコラの残り香と それ以上に甘い舌先が絡み合う――。 そうこうしている間に 「君が芯から欲しがってるのが分かる」 「言わないで……」 身体の中から熱くなって。 「自分が一番よく分かってるんだから……」 恥も外聞もない。 「お願い……僕、これ以上我慢できないよ……」 ハンサムな恋人の膝の上 僕は物欲しげに息を切らす。
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