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彼の指先が
開かせるように僕の唇をなぞる。
垂涎しそうな
周りの視線に晒されながら。
「フゥッ……ン」
ごく自然に交わすキス。
甘いショコラの残り香と
それ以上に甘い舌先が絡み合う――。
そうこうしている間に
「君が芯から欲しがってるのが分かる」
「言わないで……」
身体の中から熱くなって。
「自分が一番よく分かってるんだから……」
恥も外聞もない。
「お願い……僕、これ以上我慢できないよ……」
ハンサムな恋人の膝の上
僕は物欲しげに息を切らす。
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