2016年

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僕が見た言葉は風景の中に消えた 僕が見た風景は言葉の中に消えた 美しい風景は汚れた言葉に塗られると思って 僕が見た夕焼けを言葉で表現しない 世俗にまみれた僕達を見る子どもの瞳に 汚れた世界が輝くと思った 朝まで帰らないつもりで車を走らした だけど気付けば上弦の月が輝く頃に家の扉を開けていた 帰る場所はここだ 帰らない場所もここだ 僕に居場所がなくても しかし、あったとしても 2016.4/21.AM2:40
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