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写真を撮るとき
静かな風景に身を沈めるとき
森の香りに目をとじるとき
私はいつだって一人でいたい
一人で車を走らせて
一人でシャッターをきる
一人で森を散策して
一人で静かに目をとじる
風のおと
木々のざわめくおと
小鳥達のさえずり
瞼に透ける陽射し
静かな喜びがしあわせ
兄と出掛けることもあるけれど
友人と出掛けることもあるけれど
やっぱり一人がしあわせ
だって
大切な誰かと出掛けたら
やっぱり大切な人のほうへ
心が向いちゃうから
風のおとも
木々のざわめくおとも
小鳥達のさえずりも
きこえないでしょ
もし
気の合わない人とか
おしゃべりな人とか
一緒だったなら
綺麗な世界の均衡が
くずれちゃうでしょ
静かな世界では
静かなしあわせが
ほんのちょっぴりあるんだよ
大切な誰かと歩むしあわせもすきだけど
独りで歩くしあわせも
私にとっては大切なの
振りかえったら
自分が歩いてきた道なんて
みえないよ
2016.4/26.AM12:38
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