邂逅

3/3
前へ
/16ページ
次へ
『あかぎ』CIC「アンノウン艦隊、二つに分かれます!前方の四隻、本艦隊に向け増速!20ノット!目視での接触まで2分30秒!」「全艦に達す!アンノウン艦隊との接触を全力で回避!針路を北方に取れ!」『阿武隈』艦橋「何だ、この艦隊は!」「本艦隊、目視で視認されました!」「この艦形は・・・長良型・・・か、旧海軍の艦がなぜこんな所に・・・」「アンノウン艦隊本艦隊に距離1500にて併進!同航します!」『阿武隈』艦橋「写真を取れ」 「『赤城』より連絡『艦隊に合流せよ』とのこと」『了解』 『あかぎ』CIC「アンノウン艦隊針路変更!南に針路を取ります!真珠湾に向かう模様!本艦隊から離れて行きます距離1800」『全艦に達する、艦長会議を15分後に行う、針路を南方に取れ』艦長会議中(艦種ごとに分かれて意見統一済み)「我々はこれからどう動くべきか」「まず空母部隊の意見から発言する、今次大戦には関与せず、本艦隊に攻撃行動をとる敵部隊のみを邀撃するを意見とします」「航空部隊の意見は本戦争を早期終結させるため、能動的介入を意見とします」「潜水艦隊の意見は航空部隊の意見と同様です」 「補給部隊の意見は空母部隊の意見と同様です」「陸上部隊の意見は航空部隊の意見と同様です」『CICより士官室へアンノウン艦隊より航空機多数発艦を確認!』 「士官室了解、士官室より飛行科へ、ヘリ発艦用意」「以降の会議はまたの機会にという事でよろしいか?」『異義なし』 『全艦、対空、対潜、対水上に備え!』 『赤城』艦橋「草鹿、さっきの艦隊は何者だと思う」南雲が問いかける 「米英の艦隊ではないですか?我が帝国海軍にあのような艦隊は存在しませんから」「しかしなぁあんな艦隊を作って何の意味がある?砲が少ないじゃないか、あんなものじゃすぐに沈められるぞ」草鹿が言う「まぁあの艦隊が我々に敵対しても我々にかなう者はいませんよ、長官」「うむ、そうだな、我々にかなうものはおらんな」 「ええ、米艦隊なぞ、練度で我々の足元にも及びませんよ、我が、第一航空艦隊は世界最強です」南雲が言う「そろそろ、真珠湾に第一次攻撃隊が着く頃だな」
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

107人が本棚に入れています
本棚に追加