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なぜだろう。
こんなにも綺麗で晴れているのに、すごく切なくなって
私の中では今にも雨が降り出しそう。
胸がチクチクと痛み、苦しくさえも思う。
喉がカラカラに乾いていく。
今の私を誰にも見てほしくない。
私は、人気の少ない方へと早足に向かう。
途中、向かいから歩いてくる人にぶつかりそうになった。
私は気づいた。
こんな事を、ここ最近ずっと繰り返している。
立っているのがつらくなった私は、湖のある公園のベンチで、
その体を休ませた。
人はチラホラを見えるが、自分よりもずっと遠くにいる。
小学生くらいの男の子達が楽しそうにはしゃぎ回っているのが見えた。
木陰で、日の光を遮ってくれる。
その、調度いい明るさに、ほっとした。
私は、スマホを取り出し、もう一度、お母さんからの連絡を確認しようとした。すると、メールのアイコンに「1」の文字がくっ付いていた。
お母さんからだった。
私は一瞬、確認するのを躊躇ったけど、開いてみることにした。
その、内容に私は、いろんな事に納得した。
外の世界にある違和感を理解した。
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