序章 トモリの日記

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新暦216年4月13日 私たちがダイナゴヤを後にして、3週間が過ぎた。 2週間前のネズミ退治は、ここミドリック集落内をギルド幹部が巡回警護、自警団3グループをそれぞれ東南北に配置して万一に備えていたんだって。 そして、問題の西は残りの自警団3グループを柵の外に配置、さらにその外側に冒険者2グループを配置して、ネズミの進行を止める作戦だったそうなんだ。 結局、私たちがそのさらに前でネズミたちと戦っていたため、冒険者1グループが機転を利かせて駆けつけてくれた。 おかげで私たちは助かったけれど、ネズミのミドリックへの侵入を許すことになっちゃったんだって。 これは、私たちもちょっと反省させられました。 その後、ネズミの病気がこの集落に流行ったけれど、重傷者もなく病気は快復した。 金シャチさんも今は元気。 その後私たちはこの集落に留まり、復興の手伝いをする傍ら冒険の技術を学んでいったの。 気が付けば2週間が過ぎていた。 そろそろ、みんな懐が寒くなってきた。 仕事しないとね。
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