好きという気持ちに…

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好きという気持ちに…

いつも仕事に追われていて大変だけど、私には毎週の楽しみがある。 いつもの様に、金曜日だけ仕事を早く終えて、行きつけのお店に寄った。 お店の扉を開いた瞬間。 いつもの様に彼は笑顔で私を迎えてくれた。 「お。今週も来たな。」 そう。 私の毎週の楽しみは彼に会う事。 「もう来ると思って、アキラがいつも飲む物を頼んどいたよ。」 "アキラ"は私の名前。 「ありがとうございます。かずくんは、いつものお酒ですか?」 "かずくん"は彼の名前。 彼と最初に出会ったのも、このお店である。 キッカケは単純な事。 カウンター席で隣同士になって、彼から話し掛けてくれた。 元々、私は一人で飲みに行く事が多い。 カウンター席があるお店に行って、気持よく酔って男女関係なく隣に誰か居れば自分から話し掛けたり、彼の様に話し掛けてくれて一緒に飲んで仲良くなる。 だから、お店によって知り合いは多い方だ。
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