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「こんにちはー。おばあちゃーん?」
玄関は空いていた。
玄関口から中に叫ぶ。
「あらあらいらっしゃい璃緒(りお)」
「久しぶり、おばあちゃん」
笑顔でおばあちゃんが迎えてくれる僕まで笑顔になった。
僕はもう決まったように勝手に荷物を部屋に運ぶ。
おばあちゃんの家は二階建てで、僕は二階の一部屋を使うことが出来るのだ。
「疲れたでしょう。ゆっくりしてね」
「うん、ありがとう。少ししたら散歩にでも行ってくるよ」
開け放った窓から心地よい風が吹き込んでくる。
家の中にいても自然に包まれているような気持ちになる。
「じゃぁちょっと行ってくるね」
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