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マサミは荒い息を吐きながら、
頭を左右に振る。
その顔はとても切なげに歪み、
少し開いた唇から抑えきれてない声が漏れる。
オレはその顔が愛おしくて
耳の下から首へ舌を這わせる。
マサミはうわずった声で、
「………っ…も …無理」って
言って瞼をギュッて固く閉じた。
その口をオレの唇が塞ぐ。
マサミの塞がれた口の僅かな隙間から熱い息が漏れる。
「……っつ…」
マサミの漏らす声だけで、
吐息だけで、
オレの方が限界だった。
だから思わず手がマサミの下の伸びた。
「…ヅル… も…無理……」
マサミがそう言った時、
マサミの体は大きくビクンと跳ねた。
呼吸を一瞬止めて、その後 大きく吐いた。
マサミは薄紅色の顔を隠すように俯き、
弾む息で、
「……ごめん…限界だった」って
潤んだ瞳で言ってあと顔を上げた…
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