君の言うままに…

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マサミー マサミー オレがタカと廊下で話をしていたら ユヅルの大きな声が聞こえてきた。 ん?   話を止める… たぶんいつもの様に自席に座ったままで呼んでいるんだろうと思い 教室の扉から顔を覗かせると やっぱり窓際の席から ユヅルが手招きでオレを呼んでる。 「わりー。ユヅルが呼んでるから、また後でな」 そう言って…教室に戻ろうとする背中に 『相変わらず…甲斐甲斐しいね』 その声に振り返ると タカが肩を竦めてニヤリと笑った。 オレは軽く右手を上げた。
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