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「賭けようぜ…俺が勝ったら、天野は俺か田宮かちゃんと選ぶ」
俺はもう一度天野に微笑んだ。
「…負けたら?」
ほら…
天野はやっぱ笑う顔の方が100万倍可愛いわ…
「負けたら?天野の勝手にすれば?」
「…うん」
太陽はもう地平線の向こう側へ沈んでいて、穏やかな夜の帳が2人の世界を包み込んでいった。
そして…
俺達を包み込んだその世界は
いつまでも…
柔らかく、そして優しい風が吹き抜けていった。
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