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「よーい…」
俺の手はスタート台をぐっと掴み、全身に力を込める。
柔らかく…そして力強く!!
……
…今、みのりの声が聞こえた気がして、思わず気が緩む。
…んなわけねーか。
あのツンツンがそんなことする訳ねーよな。
ビィ―ッ!!
館内に響くスタートの合図とともに全身に溜め込んだ力を下半身に込めて一気に解放した。
そして
いつもより高く、遠く、そして柔らかく、この煌めくブルーの世界へと飛び込んでいった。
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