第3章

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「んーわかったぁ、今日はマリアさんとテンちゃんの邪魔にならないとくー」 すずは少しイジけたようにそう言った。 「いいよ、おいしかったらすずも今度連れてってやるからさ」 別に思ってもないが、とりあえず今回はそう言っておいた。 久々にマリアと2人きりで会うんだ、 こっちは健全な高校男児。 キスもしたけりゃイチャイチャもしたい。 そのためにはすずがいちゃダメだろう。 頭の中はカレーよりマリアを抱くことでいっぱいだった。 「それじゃあ、2人とも気を付けて行ってらっしゃい」 母さんに見送られ、俺とすずは家を出た。
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