第3章

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注文をし終えて少し落ち着くと 久々に会えた嬉しさもあってか、俺とマリアはよく喋った。 学校のこと、バイトのこと、部活のこと。 俺とは似ていないドラマの主人公にキュンキュンしている話を聞いたときは、ちょっとだけイラっともしたが楽しそうに喋るマリアを見ているだけで俺も楽しかった。 THE・髭 のインド人の店員さんが持ってきてくれたチキンカレーと野菜カレーをお互い食べ終え、 マリアとキスの一つも早くしたい俺は 「行こうかと」 とマリアに言い、 意外にカレーが辛くなかったタージマハルを出た。
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