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「うぶぅっ、ごふぅっ……ぶはーっ」
はしたなく大きな口を開けて、大量の空気を吸い込む彼女の頭を再びお湯の中へと沈める。
それこそ、映画やドラマの拷問シーンのように何度も何度も繰り返し彼女の顏を湯に浸けては引き上げる。
決して長時間浸けるのではなく、こまめに呼吸させる為に幾度も幾度も顏を上げさせると、そのうち彼女の目からは湯に混じって涙が止めどなく溢れ出て頬を伝い、鼻からは透明で粘り気のある汁が垂れだす。
潤んだ目が俺を苦しげに、そして切なげに見つめる。
この顔。
この顔が俺の加虐心を煽り、己の中心部分を熱くさせるんだ。
「どうした? 苦しいのか? お前がいけないんだよなぁ? 下着を見せつけるような格好なんかして。どうせ、他の男に色目でも使っていたんだろぉ?」
興奮していることを悟られぬよう、落ち着いた声色でねちっこく厭味を言いながら、彼女の耳をゆっくりと味わうように舐め上げる。
俺の質問を否定するように左右に首を振る彼女の頭を押さえ付け、湯の中へと沈める。
「なぁに言ってんだよ。そうじゃなきゃぁ、こんなエロい服、着ないだろぉ? 中にインナーでも着るだろぉ?」
今までとは違い、力で頭を押さえ付けられた恐怖心からか、身体を滅茶苦茶に動かして抵抗は水面を波立たせた。
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