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「な…な…何するんですか!?」
僕はそれを言うのが精一杯だった。
「いや、死にてぇんだろ?んじゃ、手伝ってやった方がいいかと思ってな。」
グラサン男(仮)は当たり前の様にそう答えた。
何でも見透かしてるって感じにニヤニヤしてるその表情もイライラする。
「ま、悲鳴あげて文句言ってるあたり、所詮口だけってところか?」
そのあっけらかんとした言い方が余計に気に障った。
「あなたに何が分かるって言うんですか!?」
僕は怒りに任せて、そう叫んだ。
「わかるかよ。文句ばっかりたれて、自分じゃ何にも動かねぇヘタレの事なんてよ。」
つまらなさそうにグラサン男はそう答えた。
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