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「あ、担任くるから、暫(しばら)く待っててね」
『あ、うん』
「───…ところでさ、ムー君はどうやってここまで来たの?一人じゃないよね?」
『えーっと…』
ヤバイ…やばいやばい…っ!!
兄さんの目が笑ってないよ~(汗)
まさか、生徒会に近づくなって言われる前から副会長に接触してました~なんて言えないでしょ!!
しかも…その副会長にき、キスまでされるとか…っ。
誰か…他のやつは…───いんじゃん!!
『あ!確か…藤沢 透って人に送ってもらった!!』
忘れてた!!アイツ途中で逃げたけど…まぁ、送ってもらったことにはかわりないし…っ
「…ふーん、藤沢君か…」
(コンコン)
「あ、来ちゃった…どうぞー」
「失礼します…」
『あ、え…?』
え…あれが担任???
ホストかよ…ってか…よく教員免許とれたな…
「っと、お前が新しくはいるやつか…」
『あ、はい…美玉頼 睦月と言います…』
「じゃ、理事長、案内するんで…」
『…失礼します…』
(バタン)
な、なんかすごい睨んでた…
俺…なんか悪いことしたかな…っ…
「とりあえず自己紹介しとくか、俺は赤橋 紀 (あかはし かなめ)、んで?お前…誰か知ってるやつとか…いるか?」
『へ?な、何故ですか?』
「…一人じゃ不安だろ?色々と…それに、一人でも多く友人がいれば…守ってくれるだろうしな…」
先生…寧(むし)ろ、その友人が俺を人生の危機に立たせた相手です…(._.)
「あ、あの…藤沢…透って子、知ってますか?」
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