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「ってわけで…多数決をとってもいいですか?」
やば、、、話聞いてなかった…
「うん、いいよーっ委員長~」
ってか…やっぱあの子委員長なんだ。
「ちなみに…委員長は夏目(なつめ)、だから!」
「へぇ、あれ?先生は??」
「後ろで寝てる…王道好きとしては―――」
「あーはいはい、で?黒板に書かれてるヤツから選ぶの?」
「あ、そうしてください、そこの三人も参加してくださいね」
黒板には―――
・かくれんぼ
・宝探し
・鬼ごっこ
と、書かれている
うーん、鬼ごっこの方がいいかなー
足には自信あるし…。
「きーめたっ…鬼ごっこにしよっ」
「睦月がそれにするなら僕も~」
「んじゃ、俺も…」
「…透は?」
「そりゃもちろん…鬼ごっこで!!!!!」
なんか、すげぇ鼻から血がでてますけど…
「王道っつったら鬼ごっこだろ!楽しみだなぁ…フフフ…」
復活早いな…アイツ
「じゃ、生徒会に提出しちゃいますね?あ、美玉頼君はちょっと来てください…」
え、呼ばれた?
なにかの説明かな?
「ちょっと行ってくるねーあ、透押さえといて」
「…気を付けろよ」
颯斗がカメラを構えた透を押さえている間に廊下へ出る。
「あ、えと、委員長さん?どうしたの?」
「そんな堅苦しくなくていいから、夏目でいいよ…コレ、生徒会に渡してきてくれないかな?」
「え!?な、なんでそんな大事な書類を俺に?それに…授業もあるし…」
「そこら辺は気にしなくていいよ…まぁ、生徒会からのご指名だから、授業は免除になるよ―――」
――――――結局。
「断れなかった…ってか、生徒会って…」
兄さんに近づくなって言われたばっかなのに…
でも、生徒会や風紀委員が特別視されてるってのはわかった…。
だってさ、おかしくない!?
生徒会とか特に!!!!!
だ、抱きたい…とか!抱かれたい…みたいなランキングで決まるでしょ!?
成績上位者(10位以内だけど)でもさ、変だよ!!
「兄さんは秘密にしておこう…別に言わなければバレないし…」
せめて風紀委員には近づかないようにしておこ…
「ってか…ご指名?蒼珠先輩とか?」
そう、生徒会や風紀委員から指名されたら行かなければ行けないらしい…。
嫌だ…出来ればご遠慮したい…
「夏目からコレ預かってるから帰れないしなぁ…道も教えてもらっちゃったし…あ、っと…ココ?…デカ…」
ここの人達ってお金の使い方間違えてるよね…
(コンコン)
「失礼しますっ」
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