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「な、何するんですか!?副会「誠です」は?「副会長ではなく、誠と呼んでください」…僕は怒ってるんです!!誠先輩!!!」
後ろからすごい黒いものが見え隠れしていて…あとが怖いので渋々名前を呼ぶと(先輩付きで)誠先輩はとても綺麗に笑った…。
じゃなくて!!
「い、いきなり!!その、キ、キスとか…するなんて…っしかも名前…っ」
「すみません…可愛かったもので、つい」
「おとっ男に可愛いとか!おかしいです!!」
そう言うと誠先輩はクスクス笑って「本当ですよ」とかなんとか言っていた。
「もう知りませんっ!あ、でも…ありがとうございました…っ」
それだけを伝えて理事長室に向かった。
――――誠side
「失礼します…あ、」
朝早く、生徒会室に入ると会長が書類を片手に寝ていた。
多分仕事をしていたんだろう…。
「ん?編入生?」
会長が手にしていた書類には編入生プロフィールと書かれていた。
しかも来る日付は今日だった…。
「なんでもっと早く言わないんですか!!」
時計をみると7:10分を指していて、会長の机のメモには【7:15分到着】の文字。
「もう着く時間じゃないですか!!」
私は急いで正門へ向かった…。
しかし、やはりと言うべきか編入生はいなかった。
「全く…探さなければいけませんね」
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