39人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
ナオキの顔が私の目の前に現れる。
端正な顔を持った優男(やさおとこ)
キリッとした眼差し、スーッと鼻筋の通った鼻、まるで、俳優のような男。テ
レビや映画の中で、俳優がアップで映し出されたような衝撃。
…イイ男…
私は心の中で叫ぶ。
ナオキとキスをするとき、あるいは、ナオキが私のカラダの上に覆いかぶさる
とき、私はナオキの顔を見ながら、いつも考える。
この男は私のものだと。
果たして、女というものはいつもそう考えるのだろうか?
答えは否、
やはり、相手による。
自分が誰に対してでも、自慢できるものを手に入れたとき、誰もが同じ気持ち
になる。
最初のコメントを投稿しよう!