第0章 その花の名は…

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アイリスは目を擦りながらゆっくりとピンクのパジャマを脱ぐと枕元に畳んであった水色のスカートと白いYシャツに着替えて部屋を出た。 眠気を覚ます為に洗面所に向かう水道の蛇口を捻って水を出す「うぅ…冷たいなぁ。」と言いながら顔を洗う冷たさのおかげですっかり目は覚めた 「ふんふ~ん♪」鼻歌を歌いながら自慢の長い髪を梳かすアイリスが1日でもっとも気合を入れる時間だ。 「よしっ!完璧!」そう言って鏡に向かってニコッと笑った。   
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