第0章 その花の名は…

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支度を終えた彼女がリビングに向かうとそこには母と妹が談笑していた。 「おはよう。」とアイリスが言うと母であるカルミア・プリーシアが「あら、アイリスおはよう。」と言って微笑むと次に妹のシオン・プリーシアが「お姉ちゃん今日は早いね~」と言って少し驚いていた。 「うん、今日はトレーニングのメニューが多い日だからね少し早く起きたんだ。」そう言ってアイリスは椅子に座った。 「えー?今日もトレーニングなの~?たまには私と遊ぼうよ。」シオンが不満そうに口を尖らせて駄々をこねる 「ごめんねシオン、お姉ちゃんも一緒に遊びたい、けどお姉ちゃんはお父さんみたいな強い騎士になるって決めたから、だからね今はその為の積み重ねが大事なの」アイリスはシオンを宥めるように言った。  
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