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「ほらほらシオンはあまりお姉ちゃんを困らせないの。アイリスも早くしないと時間がなくなっちゃうわよ?」落ち込む妹と困り顔の姉を交互に見てカルミアは言った。
「わっ!もうこんな時間お父さんに怒られちゃう。」アイリスは残ったトーストを加えて家を出た。
アイリスが父と修行している場所は家から島の大通りを挟んだ反対の山の頂上だ。
走っても10分程で着けるためそんなに距離はない。
しかし修行の開始時刻は7時30分でアイリスは腕時計をチラッと見てみるもうすぐ長針が4にたどり着くとこだった。
「あちゃ~ヤバイかも。」アイリスの顔色がサーっと青くなっていく普段は優しい父だが修行のことになるとまるで別人のように変化するのだ。
それに前回の修行の時に「アイリスは最近遅刻が多い、そこでだ次の修行に遅れたらメニューはいつもの3倍にするぞ。」と言う嬉しくない特典付きだ。
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