第0章 その花の名は…

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「急げ、急げ~」そう言いながら大通りを駆け抜けるアイリスを見て島の人々は平和な1日の始まりを実感するのだ。 「アイリスちゃんは今日も元気ね~」と八百屋のおばさんが「おっ、今日もギリギリだなぁ」と魚屋のおじさんが言う他にもすれ違う人それぞれがアイリスに挨拶をしていった。 またアイリスも急ぎながらもきちんと全員に挨拶を返して走っていく。 今日もいつも通りの平和な時間が過ぎていくのだろうとこの頃はみんながそう思っていた。 「こちら本部…作戦を開始する速やかにその島の破壊及び巫女の生まれ変わりを拘束したまえ。」島に近づいている影を除けば…  
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